油断大敵
油断大敵
私は友人達と作った草野球チームに所属しており、休日は草野球をし、夜にはナイターを観戦しながら一杯というのが休日の楽しみ方の一つでもありますが、先日気になった出来事がありましたので・・・
球春到来の先陣を切って、連日甲子園球場において春のセンバツ高校野球が行われておりましたが、西日本のある地区で優勝した甲子園常連校が、 21 世紀枠で選ばれた名も知られていない県立高校に敗れるという波乱がありました。
まあ、お互い高校生ですし場所が場所なので、ここまではどこにでもある話ですが、その強豪私学の監督は試合終了後のインタビューで、
「 21 世紀枠のチームに敗戦するなんて、情けない。腹を切って死にたい。」
なんて暴言が!!!
やっちゃいました。
これこそ間違いなく勝てるという 油断 から敗戦に至り、思わず口にしてしまった一言以外の何物でもないと私は感じました。
当然マスコミの方も放って置くはずもなく、その監督は引責辞任に追い込まれたという出来事・・・
このことは単に高校野球の中での出来事ではなく、私たちの日々日常にも普通に起こりうる話であり、
「いつも通っている道だから大丈夫!」
「毎日見ている ( 行っている ) 業務だから、大丈夫!」
その油断が
大事故に・・・!!
我々ホール企業で置き換えてみると、こんな事例がありました。
新台の警察検査は、
『毎回の事だから部下に任せておいて大丈夫!』
しかし、
4 月に入ったばかりの新入社員が気をきかせて、警察検査前の遊技台に対して電源を上げてしまい、バラェティコーナー (1 台 ) という事から、誰も気づかずにそのまま開店。
当然、警察が『変更承認申請』の現地確認で来店された時には・・・
また、
『風適法は全てマニュアル化されているから大丈夫!』
しかし、
担当者が退社された事による、引き継ぎが全くされておらず『従業員名簿』などの更新が止まり、新台の現地確認時に警察に見られ・・・
その他、新規営業先で言われる一つで、
『何年もゴトにあっていないから大丈夫!?』
・・・
などなど、いつも行なっているような業務でも、油断から確認を怠ってしまうことが多々あるのではないかと、再認識しました。
そもそも 油断 という言葉を使う時は、ある程度簡易的な事を行う上で用いる事が多く、「このくらいの事なら・・・」「少しくらいなら・・・」等々、私達の日常生活の中でも思う節がゴロゴロ転がっております。
ちなみに 油断 という言葉の語源は、お坊さん達が、お寺のロウソクを灯す油を絶やさずに見守る事から来ている様です。
や・る・こ・と
自体は、簡単な事の様に思えますが、何年何百年も見守り続けることは非常に大変な事です。
それが毎日、毎時間、毎分続くのですから・・・
・・・では、またの機会に。
2010-04-01