好機!
好機!
激動の2011年も残すところ、あと1日。東日本大震災および原発事故からの復興がなかなか進まず、日本の財政再建の道筋も見えないなど、不安を感じることの多い一年であったと言えるのではないでしょうか。
また、業界的にも広告宣伝や構造設備に関して明確化されるなどしたほか、2012年にはカジノ法案が…などとも騒がれております。
このように様々なメディアを通じて暗いニュースを見聞きするたび、先行きに対する不安がよぎり、つい溜息を吐いたり、浮かない表情をしてしまいがちです。
しかしどうでしょう。
見方を変えればこのような難局が、人々の意識改革を促し、組織における構造改革と新しいビジネスチャンスのきっかけに成り得ると考えることもできるのではないでしょうか。
日本がここまで発展を遂げることができた原点は、戦争による敗戦にあったと言われています。
全てが破壊され、生活もままならない極めて厳しい状況の中でも、希望を失わず必死になったことで、優秀な人材や独創性のある企業が輩出されたのです。
そうであるならば、不安で困難に直面している私たちに今求められているものは、目の前の事象をポジティブにプラス思考で捉え、前向きな気持ちで向かうということではないでしょうか。
職場においてお互いがこまめに声をかけあう、意見を出し合うというように、プラス思考で仕事に取り組める雰囲気を創っていくことが大切になってきます。
厳しい状況のときに、暗い表情や後ろ向きの発言・発想をすることは簡単なことです。
しかし、そのような厳しい状況の中でも、一人一人が使命感をもって前向きになすべきことをなし続けるような風土をつくることができれば、その経験は大きな財産となって、いつか個人と組織に還ってくるものと考えます。
2011年の「未曾有の国難」「業界の激動」は、人と組織を強くする絶好の好機でもあります。
何をすべきかを考えることは、人材育成の観点からも重要な課題といえるのではないでしょうか。
弊社は、来年仕事中に後ろ向きな言動をしたり、暗い表情をしたりした人に対して「罰金100円」を徴収してみようかと思っております。(社長への相談はまだなんですが…)
各営業所で貯まった罰金を、来年の忘年会や新年会の費用に充てて、ちょっとした遊び心を盛り込みながらも何とか職場の雰囲気を明るくしたいと考える今日この頃です。
2011-12-30