仕事への『プライド・・・やりがい』
仕事への『プライド・・・やりがい』
『全台正常を確認致しました!』
大きな問題も無く契約店の遊技台検査を無事に終了し、ホッとする瞬間!
退店間際には店長が笑顔で声をかけてくれる。
「有難う!これからも宜しく頼むよ!」
この仕事をしていて、大きな喜びを得られる瞬間の一つであり、やりがいを感じる場面だ!
以前から営業を掛けていた店舗の店長様より1本の電話が入った!
「原因不明の誤差玉が続いているので相談にのってくれないか?」との内容
突然頂いた電話に驚いたものの、ワタクシの事を思い出してくださった事に大変うれしく思い、セキュリティのプロとしてお役に立つためのアドバイスを・・・
私 :「まずは、店舗の状況からお聞かせ頂いてもよろしいですか?
・誤差玉は日々のプラスと合わせて、マイナス何発ぐらいにいなりますか?
・誤差玉は本日だけですか? それとも定期的に出ていますか?
・誤差玉の玉数は増えていますか? それとも一定ですか?」
etc…
店舗の状況が全く解らないため、病院の初診のような基本的な事から質問を開始!
そして、その中で考えられるゴト行為やゴト被害発生時に残るキズ、録画映像を見る際のポイントなどを説明。
しかし、アドバイスをするものの状況を聞けば聞くほど、貸玉 4 円が少量のマイナス誤差に対し、 1 円も台数から考え、ややプラス気味・・・!?
この時点で、少量の玉を 1 円から 4 円に持ち込んでいると考えるのですが、店長いわく、移動されるお客様の監視強化なども既に実施しており、監視カメラでもかなり注意してみている様子・・・。
結局、電話でいろいろな可能性をお伝えしたのですが、原因判明に至ることはできませんでした(涙)
後日、マジメ?なワタクシは、
誤差玉の事が気になり店舗へ立ち寄らせて頂きました。そして、ゴト行為以外の設備的な原因も含め、今までの事例として、何かのヒントとなればと思いで再度お話しさせて頂きました。
そんな中・・・
当日のワゴンサービスが終了し、
事務所へ売上報告があがってきました。
「今日の売上は・・・・・。」
聞いてはまずい? と思いつつも聞こえてくる売上杯数。
耳を傾けると、ある違和感が!?
4円に比べて1円の売り上げが極端に少ない・・・
ん!?
でも・・・
( 5 分経過・・・)
・・・売上報告が終わり
ワタクシ:「 1 円貸しの稼働が良いのに、 4 円に比べてずいぶん杯数が少ないですね?」
店長:「ん? ・・・ そういえばそうだね・・・」
・・・
この会話から店長は
すぐに録画がされたハードディスクの映像を見返し、4円・1円の売上伝票と杯数の照らし合わせを行なった。
すると、
1円コーナーで売り上げた玉の約半分近くを、4円で売りあげた玉に見せかけ最終的に4円の計数機に流していたのだ!
何の為に?
売上を増やす為??
確かに売上があがれば会社の利益にはなるが、1円の玉を4円に流した本人に利得は???
会社からの評価のため・・・
不正をしてまで・・・
考えづらい動機!
やはり、『できる』という環境がその人を動かしてしまったのだろうか!?
人は動機・環境・言い訳がそろった時点で不正に手を染めてしまうと言われている。
ただ、プロとして仕事に対する「プライド」や「やりがい」は持っていなかったのだろうか???
人はそれぞれ、多少なりとも違いはあるものの、必ず『やりがい』を感じながら働いているはず!
それが会社にとってプラスになり、自分も成長していくものだと思う。
実際、
ワタクシは、日々遊技台という機械を相手に、それも毎日何百台という数とにらめっこをしている。
そして、その先には少なからず「クライアントの笑顔」があり、頼りにしてくれている「クライアント」がいる。
それが、ワタクシにとって「やりがい」の1つであり、今後も変らず持ち続けていく部分である。
『や・り・が・い』皆さんは何に感じておりますか?
後日、
今回の件で、話を聞かせて頂いたのですが、本人は数字あわせのような感覚でやっていたようで、『犯罪』として意識が無く、〝玉〟に対する意識も低かったようです・・・ (かなりの問題です)