あらゆる場面に対応する準備、皆様は出来ていますか?

あらゆる場面に対応する準備、皆様は出来ていますか?

突然ですが質問です。「あらゆる場面に対応する準備、皆様は出来ていますか?」

これは、私の担当エリアでもある北海道での出来事になります。

いつもの様に定期検査を終え、

「何事も無く、車の助手席で相棒の快適な運転にまぶたが閉じかけ、細い山道を下っていたところ…

キキッーという音とともに車は急停止!

自分: 「おいおい! 大丈夫か? きつねでも引いてしまったか!?」

相棒: 「道の真ん中に、何かいるんですけど…」

二人:窓の向こうを凝視… (暗くてよく見えないが何か物体が…)

自分: 「鹿じゃないの? クラクションで威嚇したら逃げて行くって!」

相棒: 「嫌、ゴリラっぽくないですか?」

自分: 「ゴリラはいないよ。 タヌキじゃないの!?」

実際、北海道の路上で野生の動物達(鹿やタヌキ・キツネ・牛・リス なんでもありです)に出くわす事自体はよくある事なので…

相棒: 「タヌキって、あんなにデカかったでしたっけ…?」

自分: 「…。」

相棒: 「もしかして…  ク・マ じゃないですか?」

自分: 「まさか、熊がいるはずないべぁ~」
自分: 「夢の国の黄色い熊さんのデカイぬいぐるみでも落ちているのか?」

と言いながら、相棒の視線の先をよ~く見てみると…

キラッと暗闇の中で光る何か? しかもかなりデカイ !!!!!!  (ぬいぐるみって、動いたっけ…?)

5 秒ほどフリーズ…

相棒: 「やっぱ、  熊だぁ~!! 」

自分: 「 逃げろ~!! 」

そしてこちらにゆっくりと向かってくるBear!! 

それと同時に相棒は車を急発進させ、間一髪でセーフ ( 汗× 2)

いや~、正直びびりました。 

熊と相棒の距離は、かわした一瞬、 1 メートルなかったはずです。

まさか「熊」とは…

北海道に住んで、 30 代後半に差し掛かる自分や相棒でさえ野生の熊は初めて!

実際、この時に自分がとった行動は「震える手足をこらえつつ、至って冷静な表情をキープ」

これが精一杯でした。

そもそも、野生の熊に出会う事はそう無い訳ですから、「減速させて熊をじっくり観察して見ればよかった」、「携帯を取り出し思い出の一枚でも撮っとけば」等 (どちらも的確な判断とは言えないですが・・・)

今思えば色々考えたりする事が出来たのですが、

しかし、実際には想像していない事が起きた時、残念ながら意外と何も出来ないものです。

同時に、これはホールセキュリティにおいても同じ事が言えるのでは?

そんな考えがふと自分の脳裏を横切りました。

「何も情報(知識)が無かった為に、犯行(ゴト)に気付けなかった・・・」

「ゴト行為に気付いたが、どう対応して良いのか解らない・・・」

「実行犯を取り押さえ警察を呼んだ迄は良かったが、立件する為の十分な証拠が揃えられていない・・・」

ホールセキュリティを扱う自分達にとって、この様な事がクライアント様にあっては大問題です。

また、これはゴト師側にも同じ事が言え、

「この場合は誰が何をするか・・・」

「見つかった場合はゴト器具をどうするか・・・」

「捕まった時には何を喋って、何を喋らないか・・・」

様々な場面を想定し犯行に及んできます。

この様に、周到な準備を行い犯行に及んでくるゴト師に立ち向かうべく、自分達がしっかりクライアント様に準備(想定)をして頂きどう対応すれば良いのか、このコンサルを行わなければいけないのだと改めて再認識させられました。

また、これは何もゴトに限った事では無く、

「退社時に不審者が外にいた場合にはどう対応するのか?」

「お客様どうしのもめ事がヒートアップした場合にはどう対応するのか?」

「ホール内で火災が発生した場合にはどう対応するのか?」等、

こちらもあらゆる場面において的確な対応が出来るよう、日頃の準備(想定)が重要ではないのかと思います。

余談になりますが自分の出会った熊は「ヒグマ」と呼ばれる種類で、日本では北海道にしか生息していません。

そしてこのヒグマ、実はかなり臆病な性格らしく、殆どのヒグマが人間を避けて行動しているそうです。

「だったら怖くないべぁ~!」

というのは大間違いで、人間の捨てたゴミ(食べ残し)等を食べたヒグマは平然と人前に現れるようになり、食べ物欲しさに人を襲う様になるそうです。

結果的に何もせず立ち去ったあの時の自分の行動は正しかったという事になりますが、
もし、写真でも撮ろうと調子にのり車を降りていた・・・、ヒグマに襲われ今頃この世にいなかったかも・・・相棒がww

最後にもう一度質問です。
「あらゆる場面に対応する準備、皆様は出来ていますか?」

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