危機管理からリスクマネジメントへ

危機管理からリスクマネジメントへ

「危機管理」と「リスクマネジメント」 同じような意味合いで認識されている方は多いのではないでしょうか。

しかし、実際には異なるのです。

「危機(Crisis)とは、既に起こった事態を指している」のに対して、
「リスク(Risk)は未だ起きていない危険を指している」のです。

つまり、「危機管理(クライシスマネジメント)」とは、処理方法が中心で、既に起きた事故や事件に対してそのダメージを極力減らそうという考えです。ゆえに、大災害の直後に設置されたり話題に上るのは「危機管理体制」なのです。

では、「リスクマネジメント」はと言いますと、予防と分析が中心で、これから起きるかもしれない危険に対して、事前に対応しておこうという行動のことを指します。

                           
昨今の不正事例で言えば、ARTの誘発・継続を目的とした不正事案が多発しておりますが、

事前準備なしに、ブラっと訪れて、万枚を抜いていくことが可能!な≪ARTセルゴト≫に対して
予め防護・対策しておくことは「リスクマネジメント」となり、

「防げるのに、防げていない」
 ・既に防護カバーが配布されているのに、それを付けずに、やられてしまった
 ・発注したけど、付けるのが遅れ、やられてしまった
 ・付けたけど、メンテナンスを怠ったため、劣化していて、やられてしまった

というように、やられてしまった後に防護することは「危機管理」となります。

                                                                     
私たちGTNETの担っている役割は、リスクマネジメント且つ危機管理なわけですが、
図にも示したように、リスクマネジメントは常に未来に存在しているということです。

リスクは未来に存在し、リスクの要因であるハザード(危険要因)は過去に存在する。
それを管理にできなければ「危機」につながっていくわけである。

・今後どのような不正動向になるのか
・業界を取り巻く環境はどのように変化するのか などなど

前もって対応できるから、万が一の事態が発生してもダメージを最小限に留めることができる。

わたくしたちGTNETはリスクマネジメント企業として、常に未来を模索し、
今以上に店舗様のお役に立てるよう精進しなければと思う、今日この頃です。

2012-02-29 震災の教訓 精神的な充足感
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