【知識】と【行動】
【知識】と【行動】
GWを目前にして、非常に厄介なゴトが発生しております。
[ミリオンゴッドE]における新型の不正であります。
非常に珍しいことは、
『まったくの同一時期に』『狙う箇所(現象)も同じ』でありながら
『別々の不正手口が発生』している
しかも、『それぞれが、非常に怖い不正』である
という点です。
通常は、時期が経つにつれ、パターンが『変化』していくものなのですが・・・・
いずれにせよ、決して誇張ではなく、今月~GWにかけて、文字通り『厳戒態勢』がもとめられるゴトであることは間違いありません。
詳細は、webコンテンツなどを参照していただければ、と存じます。
とはいえ、情報を閲覧し理解するだけでは、被害を防ぐことにはなりません。
【知行合一】 チコウゴウイツ
という言葉があります。
【情報や知識】 ⇒ 【行動】
につなげていかねば、情報や知識は意味をなさない という意味です。まさにその通りと思います。
・・・・が、実は、この【行動】こそが、本当に本当に本当に難しいことなのです。
長年この業界に身をおき、その難しさは重々承知しているつもりでしたが、今回の事案において、あらためてその難しさを実感させられました。
当該不正ゴト師は、弊社クライアントの店舗にも来襲してきました。
当然、噂段階において情報は提供しており、他店における実害事例を確認した際も、すぐさま連絡、最大限の警戒を促しました。
が、それでも、注意を促したその当日に、被害を出してしまったのです。
わたしは、「伝え方が甘かった」と猛省し、当日、
『不正の流れ』や『注意ポイント』
などを、“口頭”ではなく、“資料”という形でまとめ、担当者様にメールし、全店に連絡してもらいました。
また念のために、翌日、営業中の店舗に出向き、ホールスタッフに直接説明することにしました。
すると、事前に通知したはずの『注意ポイント』は、半数程度のスタッフにしか理解されていない状態だったのです。
むろん、担当者様はキチンと店舗に伝えたとのことでしたが・・・・
わたしが述べたいのは、「伝え方が云々」「店舗レベルが云々」・・・・などという話ではなく、
「コミュニケーションとは、かくも難しく」
「情報 ⇒行動 につなげさせていくことは、本当に難しい」
ということです。
共感いただける方も多数いらっしゃるのではないでしょうか。
「知識や情報」はもちろん重要です。
が、それらに【行動】が伴わねば無価値です。
【行動】こそが、【知識や情報】を活かすのです。
特に、不正情報の場合、
弊社⇒本部⇒店責⇒スタッフ
と、段階が多く、むろん、段階が増えれば増えるほど、情報⇒行動 の難度は増していきます。
我々や本部サイド・店責クラスは理解していても、現場スタッフまで理解させねば、
「たとえ“宝石”のような情報でも、単なる“小石”と同じ価値になってしまう」
こともあるのです。
情報は情報であり、行う“人” 扱う“人”こそが重要なのです。
「知っている」「聞いたことある」と「出来ている」
似ているようで、そこには、非常に大きな開き、違いがあり、
だからこそ我々は、日々コミニュケーションの“質”を上げていかねばならない
わたしは当該ゴト事案において、再度強く感じさせられた次第であります。
弊社クライアント様におかれましては、弊社担当から幾度となく、しつこい(?)情報伝達があることと存じますが、「もうわかったよ」といわず、お付き合いくださいますよう、お願い申し上げます。